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訪問介護事業所 ひまわり
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居宅介護支援事業所ほほえみ
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アシステッドリビングみどり
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お役立ち情報
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 またケガや病気の場合は必ず専門の医療機関を受診してください。
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いざという時あなたは…
不意の事故やケガなど、どう対処して良いか分からないことは多いと思います。
ここでは、とっさの出来事に対応できるよう起こりやすいケースをご紹介しております。

▼家族がヤケドしてしまったら
▼スポーツでケガをしたら
▼子供がひきつけを起こしたら
▼子供が異物を誤飲したら
▼ハイキング(登山)での事故に備える
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家族がヤケドしてしまったら
素早く水で冷やすのが原則。素人治療は禁物です。
重症の場合は一刻も早く病院へ。

◆応急手当
(1)狭い範囲のヤケド
  1. ヤケドした部位をできるだけ早く、10分から15分間、痛みと熱さを感じなくなるまで流水で冷やす。それ以上冷やし続けても効果は上がりません。
  2. 水泡ができている場合は、破らないようにして清潔なガーゼか包帯で軽く覆う。
    水泡をつぶすと細菌に感染しやすくなり、治りも遅くなります。
  3. 衣類の上からヤケドした場合は簡単に脱げるときを除いて無理に剥がそうとしてはいけません。衣類の上から冷水で冷やし、服が患部に付着していれば病院で処置をしてもらうようにしましょう。
  4. 体幹部に及んだヤケドは、たとえ範囲が狭くても直接冷やすと低体温になりやすいので、高齢者と乳幼児は、冷やさない方がベター。
    外科、救急病院などを受診して処置をまかせるようにします。
  5. 昔は味噌、アロエ、チンク油などを塗りましたが、現在では化膿する原因になるので厳禁とされています。
(2)範囲の広いヤケド
  1. 風呂(熱湯)や火災、服に着火するなどが原因の場合は、重症となるケースが多く、ショック症状(体の水分を急激に失うため血圧が下がる)や呼吸障害、感染症の合併する危険性が高くなります。
    着衣のまま水をかけ、体を冷やしながら救急車を呼ぶのが賢明。充分に冷えたら、静かに脱衣するかハサミで切り開き、感染を防ぐために清潔な布で覆います。
(3)こんなときはどうする
  1. 顔のヤケド=洗面器に流水をため、顔全体を入れて15分以上冷やす。鼻毛やまつげが焦げているような場合は、気道熱傷の心配ありますので、大至急病院へ。
  2. 化学薬品によるヤケド=付着した薬品を強めの流水で洗い流す。
    目に入ったときは、こすらないで、ヤケドした目を下にして流水で洗浄。
    口に入ったときは充分にうがいを。いずれの場合も、すぐに受診することが肝心。
  3. 関節や指のヤケド=後で引きつれができたり関節が動かなくなることもあり、軽症でも必ず病医院を受診します。
  4. 低温ヤケド=湯たんぽやカイロ、電気アンカなどの使用によるヤケドは、冷やしても効果はありません。
    使用するときは、必ずタオルなどで包み肌に触れないように。
    ときには移植手術を要することもあるので、温痛覚が低下している高齢者は特に注意を。
[手足のヤケド]
10分~15分痛みと熱さを感じなくなるまで冷やす。
[水泡になった場合]
水泡ができたらカーゼか布で覆う
[顔面のヤケド]
洗面器に水を張って顔をつける。
[衣服の上から]
衣服の上からヤケドしているときは、衣服を脱がサずその上から冷やす。
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スポーツでケガをしたら

腫れないようにすぐ冷やし、患部を固定する。

スポーツでは思わぬケガをすることがよくあります。ぜひ、ケガの手当ができる救急セットを携帯してください。
とくに、骨折、捻挫、肉離れなどの場合には、できるだけ早く固定して冷やすことが、治りを早くし、後遺症を残さないポイントになりますので、コールドスプレー、多めの包帯、三角巾、アイスボックスに入れた大量の氷とバケツなどを用意してください。

(1) 骨折まず固定すること
形が変わったりしていればすぐ骨折と分かりますが、はっきりしなくとも動かしたり、触ったりすると我慢できないほど痛むときは骨折を疑って対応してください。
とくに足首や膝下の場合は動かさずに、その場で副木(そえぎ)を当てて固定して、濡れタオルや氷で冷やしながら病院に運びます。
副木は骨折部分を固定するのに合った大きさのものがよく、割りばし、雑誌、新聞紙など、身近にあるものを臨機応変に選んで利用してください。
(2) 捻挫RICEの処置を
スポーツで最も多いケガが捻挫で、関節に無理な力が働いて関節や靭帯が損傷を受けるものです。転倒やひねり、着地の瞬間に起こり、ほとんどが足首、手指、膝です。
軽い捻挫の場合は、コールドスプレーをかけたり、バケツに氷水を入れて冷やすくらいでプレーを続行させることもありますが、その際も悪化を防ぐために包帯を巻いて固定させましょう。
しかし、程度によっては骨折や靭帯断裂と区別がつきにくいので、患部を圧して激しい痛みがあれば、直ちにプレーを中止させ、氷で30分ほど冷やし、その後、ややきつく包帯を巻いて患部を固定し、病医院を受診してください。
これらの応急処置をRICEと呼んでいます。R(レスト)=安静、1(アイシング)=氷で冷やす、C(コンプレッション)=包帯で圧迫する、E(エレベイション)=患部を高くして腫れを防ぐ、という意味です。
帰宅してからもRICEを続けると治りも早くなります。
2時間に1回、30分ほどアイスバック(氷袋)を当てたり氷水につけるなどして冷やし、あとは包帯を巻いて、患部を心臓より高くして休むことを繰り返します。次に冷やす前には、5分くらい包帯を外し、皮膚を温め血行をよくしてやることも大切です。寝る間は包帯だけ巻くようにします。
(3) 肉離れ48時間以降は温熱療法で
走ったり跳躍するなどして、筋肉が無理に収縮して筋肉が痛むのが肉離れで、大腿部の筋肉がほとんどで、たまにふくらはぎの筋肉にも起こります。
筋肉そのものが部分的に裂けているような重症例では、治りにくく、癒着が起こったり再発しやすいので必ず受診すべきです。
応急処置は原則として捻挫と同じに、24時間のRICEを行いますが、48時間以降は温熱療法で血行を良くし、腫れがひくのを早めます。風呂で患部をさすったり、お湯と水に交互につかったりします。その後シップ薬を貼って(塗って)上からラップしたまま寝ると効果的です。
※重症の肉離れでは一種のリハビリテーションが非常に大切で、無理をしても慎重になり過ぎてもいけませんし、どんな時期にどんな運動をどれだけやるべきかなど、難しい点も多いので、やはり専門医に相談した方が無難です。


膝下の骨折ダンボールを副木代わりに巻いて固定するか、クッションを巻き付けて固定する。

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子供がひきつけを起こしたら

5分以内に治まるのが普通。長く続いたり繰り返すようであれば医師へ。

子供のひきつけ(けいれん)は親が最もびっくりする症状に違いありません。
我が子が急に全身をつっぱらせ、目をつり上げ、手足をガクガク展わせながら意識をなくして倒れてしまうのですから、気が動転するのも無理はありません。しかし子供のひきつけは、そのほとんどが5分以内に治まるのが普通です。
夜間、あわてて子供を抱きかかえて病院に駆け込む人もいますが、病院に着いたころはケロッとしている例が少なくありません。
落ち着いて子供を観察し、適切な対処と手当をすれば、そのようなこともなくなります。

ひきつけた時の手当て周囲の安全確認を!

まず自分を落ち着かせ、それから周囲の安全の確認をしましょう。
倒れたところが布団や畳の上であれば心配ありませんが、回りに危険物(火・熱湯・落下物など)があったり、道路上などの野外であれば、安全で静かな所へ移動しなければなりません。
その時、子供に大声で話しかけたり、体を揺すったり、また無理に押さえつけたり、抱いたままウロウロしてはいけません。
衣服のボタンをはずしベルトを緩め、呼吸を楽にさせて寝かせましょう。
嘔吐する場合もありますので、いくぶん頭を低めに、顔を横向きにして寝かせ、吐物があれば指にガーゼなどを巻いてきれいにぬぐい取ります。
ひきつけを起こしても舌を咬むことはありませんので、口の中にタオルなどを入れないように。
心配ならば、両顎を軽く指で押さえ口を開けるようにします。次に、手足を優しくさすりながら、けいれんの部位や意識・呼吸の状態、目が上を凝視しているかなどを確認しますが、たいていはこの手当をしているうちに治まります。

■発熱を伴う
38~39℃の高熱が出ていれば『熱性けいれん』です。
安静に寝かせ、氷まくらや氷のうで頭を冷やし、手足が冷たければ体を保温します。ほとんどのものが3~5分で治まりますが、高熱が続いたり、ひきつけが繰り返し起こる場合は、至急医師に診てもらう必要があります。髄膜炎や破傷風・日本脳炎などの可能性もあるからです。
『熱性けいれん』は子供の約1割弱に起こるとされていて、1~3歳までによくみられる症状ですが、6歳を超えると起こらなくなりますのでほとんど心配はいりません。
■発熱を伴わない
激しく泣いているうちにひきつけるのは『憤怒けいれん(泣き入りひきつけ)』です。
特に1~2歳の子供によくみられるひきつけで、転んだり、叱られて激しく泣いたり、怒ったり、おびえたりしたときに、呼吸が止まり息が詰まったようになったり、唇やほおが紫色になるチアノーゼを起こし、時には意識を失うこともありますが心配はいりません。
普通、1分以内で治まり、その後抱いてやると子供は落ち着きます。しかし、20分以上続いたり、繰り返し再発するようであれば、小児科か内科を受診して下さい。
『憤怒けいれん』は、通常、4~5歳ころまでに自然に治るものです。
なお、赤ちゃんは大きな音に驚いて両手をバンザイのようにすることが度々ありますが、これは"モロー反射"という生理的な反応でひきつけではありません。
また、突然意識を失い、全身のけいれんを繰り返す場合はてんかんの疑いがありますので、病院で脳波の検査を受けるべきです。
子供が初めでひきつけを起こした場合は、念のため、翌日に小児科か内科を受診することを勧めます。
無理に押さえつけたり、抱えたままウロウロしない。
手足をさすりながら、呼吸・意識・視野の状態を確認する。
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子供が異物を誤飲したら

吐かせてよいものは吐かせる。処置が分からなければ病院・薬局へ。

子供の誤飲事故は、”はいはい”が始まる生後6ヵ月頃から2歳にかけて集中。多いのは、たばこ・薬・化粧品・殺虫剤・洗剤などでほとんどが生活必需品です。
赤ちゃんの口の直径は約32mm。これより小さな物であれば、手当たり次第に口の中に入れてしまいます。叱っているお母さんもいますが、赤ちゃんに理解を求めても無理です。
危険な物は子供の手の届かないところに保管。これが『誤飲』を防ぐ最良の方法です。

異物を飲み込んだら

意識があるときは、水か牛乳を飲ませて早めに吐かせること。
しかし、吐かせるとかえって危険になる異物(後述)もあるのでチェックは厳重に。

■なるべく早く吐かせる
飲んだものが口の中に残っているときは指でかき出す。すでに飲み込んでいるときは、水か牛乳(※注参照)を飲ませ、口の中に指(スプーンでもいい)を差し込み舌の付け根を刺激して吐かせる。30分以上たつと胃の中で吸収がどんどん進むので、何度も吐かせる。
全部吐かせたら、飲んだものと吐いたものをもって病院を受診。
※注ナフタリン・樟脳には牛乳は厳禁。水を飲ませ、すぐに病院へ。
 ナフタリンは吐かせてもいいが、樟脳は吐かせない。
 ガソリン・灯油・ベンジン・シンナーなども牛乳は厳禁。吐かせてもいけない。

1歳未満の誤飲で一番多いのはたばこ。少量なら水か牛乳を少しだけ飲ませて吐かせるが、2cm以上はすぐ病院へ。灰皿にした缶ジュースを飲んでしまったら、たとえ一口でも病院へ。
たばこ専用電話(06-6875-5199)でアドバイスを受けられます。
1歳半以上の子供に多いのが薬。大人の真似をするので子供の前では飲まないこと。
薬は成分によって症状も処置も異なるので、素人判断は禁物。薬物・毒物の誤飲は、薬局や病院に問い合わせたり、緊急時は中毒110番(有料。大阪 : TEL 0990-50-2499、つくば : TEL 0990-52-9899) に相談しましょう。
洗剤で危険なのはトイレ用・レンジ用・漂白剤・かびとりなど。すぐ病院へ。洗濯用・台所用は原液を大量に飲んだときは危険なので病院へ。
化粧品は固形のものより液状(特にエタノールが入った化粧水)のものが危険。
子供の前では使わない、ビンの蓋はキッチリ閉める習慣を。
少量(1gまたは1mg)の誤飲であればほとんど無害な家庭用品もあります。
しかし、少しでも様子がおかしくなったときは、迷わず薬局・病院に問い合わせを。
■吐かせない
意識がない場合は、吐かせないで一刻も早く病院へ。しかし、次のような場合は、たとえ意識があっても吐かせてはいけません。一刻も早く病院へ。
ガソリン・灯油・ベンジン・シンナーなどの揮発性物質、強酸・強アルカリの薬品、噴霧用殺虫剤、漂白剤、液体家具磨き剤などを吐かせると、食道の粘膜を傷つけたり、有毒ガスが肺に入ったりして非常に危険。
息に異臭がしたり、口の中がただれている場合、何を飲んだかわからなくても吐かせてはいけません。
画鋲・ヘアピン・ガラスの破片など尖ったものを吐かせようとすると、喉や食道を傷つけてしまいます。

異物を喉に詰まらせたら

固いものを飲み込んで苦しそうにしているときは、ただちに子供を逆さに抱きかかえ、平手で背中を強くたたく。
あるいは、後ろから抱きかかえたまま、胸を瞬間的に強く圧迫する。これでたいていの物であれば咳とともに吐き出しますが、3~4回たたいても吐き出さないときは、一刻も早く病院へ。

うつ伏せに、頭を下げてひざの上にのせ背中を平手でたたく。
(背部叩打法)
後ろから抱きかかえ、胸みぞおちのあたりを瞬間的に圧迫する。
(ハイムリック法)
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ハイキング(登山)での事故に備える

万全の備えをしておくことが、いざというときに悔いを残さない秘訣。

■中高年は体力をつけてから登山を
若い年代での登山事故の原因には滑落・転落があり、その背景に睡眠不足と強行軍が多いのですが、中高年の場合は何と言ってもトレーニング不足による低い体力です。
専門家は、中高年も山に登るなら、まずメディカルチェックで心肺機能に異常のないことを確認し、最低でも週2、3回は1時間程度の速足歩きをしてほしいと言っています。それも脈拍100-140/分を維持するというのですから、かなりハードなものです。
さらにいいのは、負荷調節付ステップマシン(1万円程度)を毎日20分ほど踏むこと。
山の登りでは平坦な道の何倍も体力を消耗します。ふだん階段も昇らない生活をしていると足が上がらず、すぐに足がガクガクになって歩けなくなるし、膝を痛めやすく、下りで歩行不能となる中高年も多いからです。
■飲み物・菓子とウールの衣類
疲労してくると体液バランスの崩れでさらに疲労が増幅されますので、携帯用スポーツドリンクなどは絶対に忘れてはなりません。
のどが乾かなくても少しずつ補給してやるようにします。
また、疲労は肉体だけでなく、脳の働きも鈍らせ、ますます体の動きを悪くします。脳の疲れを回復してくれるのは甘みしかありませんから、チョコレートやキャラメルのような菓子も必要です。
雨の備えとして雨合羽は常識ですが、山の雨は風も強く、急速に体温を奪われてしまいます。
必ずウールの下着かシャツを1枚携帯することが大切です。
また、体が汗で濡れたままですと、体温を奪われる速度も早く、危険です。少々高価でも、汗をよく吸収し、早く蒸発させる繊維でつくられた衣類を身につけるようにしましょう。
そんなことが命の分かれ目になることがあります。
■落雷はかたまらず窪地で避ける
雷は7、8月に多いのですが、山では秋にかけても発生します。
最も危険なのは樹木のない裸の尾根で、かつて学生のグループが全滅したことがあります。そんな場所で雷が接近してきたら、かたまらず尾根から離れてなるべく窪地などに身をひそめることが大切です。
逆に高い樹木のある場所では、木から4m以上離れて姿勢を低くするようにします。
万一感電すると、致命的な火傷によるものでなくても、ショックによって失神や、ときには心臓停止がおこります。その場合は心臓マッサージと人工呼吸をして救助してください。
■捻挫・アキレス腱切断にも備える
必ずグループで行動するのが望ましいのですが、その理由はふだん運動していない中高年では、何か事故が起こる確率が高いからです。
誰かが助けてくれなければ、それこそ身動きできないことも起こってしまうのが中高年の登山・ハイキングです。中でも、疲れてくると石を踏み外しての捻挫がよく起こります。
また下山途中、ほとんど平坦なところまで降りてきてから、疲れと気の緩みで、なんでもない場所でアキレス腱を切るような事故も多いものです。全員がもつ必要はありませんが、誰かのリュックには必ず炎症を冷やすスプレーとテープ、包帯を詰めるようにします。
足首の捻挫の場合はスプレーを吹きかけ、テープで固定し包帯でやや強めに巻くだけでも楽になります。
アキレス腱切断では、普通なら靴をぬがせ、つま先を伸ばした状態で固定して医者に運ぶのですが、山道ではそうはいきません。意外に腫れませんし、しばらく待てば痛みも収まりますので、歩けるならスプレーで冷やしながら歩きます。
そんな事故でも自力で歩くことが原則で、木の枝を杖代わりにして痛くても自分で歩くようにしてください。
同伴者が無理をして背負ったりすれば共倒れになりかねません。
ただ、必ず翌日には医師に受診しなければなりません。
とくにアキレス腱は痛みが消えても、手術できちんとつなげるなどの処置をしないと悔いを残します。
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特集
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アルコールとの上手なつきあい方“飲み方次第で益にも害にも”

アルコールの消費量は1980年代から欧米諸国では軒並み減っているのですが、日本だけはいまも年々増え続けています。
しかもここ10年以上の顕著な傾向として、女性で飲酒する人が増えていること、飲酒癖の低年齢化が進み中高生でも飲酒習慣をもつ者が増えていることが見られ、新たな問題を生んでいます。
酒は百薬の長といいますが、飲み方次第では逆に大きな害となります。
お酒は大事なパートナーという人も多いと思いますが、お酒の長所と害を正しく理解し、上手につきあう方法をマスターしてください。

■適度に飲める方が成人病にはかかりにくい
昔から適度な飲酒は長寿のもとと考えられてきましたが、それは悩みを解き放ち、安眠を誘い、心のバランスを保ってのんびり生きることを教えてくれるからなのでしょう。
また近年は少し酒を飲む人の方が全く飲まない人より成人病にかかりにくく、長生きすることが科学的にも実証されました。
適量のアルコールが善玉のHDLコレステロールを増やし、悪玉のLDLコレステロールを排泄して動脈硬化を予防することが分かったのです。
血管を狭め、傷つきやすくする動脈硬化は心臓や脳、糖尿病など多くの成人病の原因となるのですから、少しは酒を飲んで、よく体を動かす人は成人病知らずというわけです。  
しかし、お酒に含まれるアセトアルデヒドが末梢血管を広げて顔を赤くしたり、動悸や頭痛、吐き気の原因になるのですが、この物質を肝臓で無害なものに変えるアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)をもっていない日本人が多いのです。
とくにアセトアルデヒドが低い濃度でも働くタイプのALDH酵素を日本人の約半数はもっていません。
少量のお酒でも頭痛がしたり息苦しくなる人は、自分は飲めないと考え、無理に酒を飲まない方が賢明です。  
また、体に良いのはあくまでも適量・ほどほどの量のお酒です。
その目安については後ほど解説しますが、お酒の量を過こすと害となることを理解しなければなりません。
■女性はアルコール依存症になりやすい

世界にはお酒を禁じている宗教がいくつもありますが、その最大の理由は飲酒が習慣性をもちやすく、酔って人の性格を変え、禁を破ったり人を傷つけることにあります。
さらに飲み過ぎれば病気にもなります。
それらはすべてお金に換算できるのですが、最近の日本でのお酒の社会的な損害を試算した結果は6兆6千億円とのことです。中でも女性のアルコール依存症が現在の最もホットな話題になっています。
日本にはおよそ300万人のアルコール依存症の人がいるといわれていますが、その8人に1人、37万5千人が女性ではないかと考えられているのです。女性の飲酒割合の推計がありますが、1968年には20代女性の24%が最高だったのが、20年後の88年には30代女性の60%を最高に20代55.7%、40代45.3%と驚くべき伸び率です。

以前からキッチンドリンカーの主婦など問題飲酒は指摘されていましたが、なによりも女性の社会進出が進み、企業でも責任を持たされるようになって、ストレスをはらすために外で飲んだり寝酒をする女性が増えています。
ところが、女性ホルモンにはどうもアルコールの分解を邪魔する働きがあるようで、そのために女性は男性より2~3倍もアルコール依存症になりやすいことがわかってきました。
「私は酔わない」などといっている女性が、一人の時間にも飲み始めるようになると、ある日手がふるえで愕然とすることになってしまうのです。
また、アルコールは肝臓で分解されますが、女性ホルモンがその分解を邪魔するため、女性のアルコールによる肝臓障害の進むスピードも男性の2倍から3倍早いのです。
さらに、産婦人科を訪れる女性のうち、毎日アルコールを飲む依存症傾向のある人たちの調査で、卵巣に障害を受けている人が多いことが分かりました。
なぜかはまだわかっていませんが、アルコールを飲み続けると生殖器に対する影響では無排卵、出血、卵巣のう腫など卵巣疾患が多かったのです。

■慢性膵炎の6割がアルコール性
膵臓は消化酵素をつくる働きがあり、膵炎になるとその働きが鈍り、一度かかると治りにくく、二次性の糖尿病にすすむこともあります。
最近の調査ではこの慢性膵炎の原因の6割がアルコール性であると報告しています。
アルコールが膵臓に脂肪を消化する酵素を出す指令を出しますが、一方、その酵素を出す膵臓の出口(膵管出口)がアルコールによって炎症を起こしてふさがれ、その結果膵臓に閉じ込められた酵素によって炎症がおきると学者は推測しています。
下戸の人、つまりアルコールの有害物質・アセトアルデヒドを分解する主要な酵素がない人たちは、アセトアルデヒドが遺伝子(DNA)を傷つける率が飲める人に比べ20%も高いという研究報告があります。
DNAが傷ついて突然変異することがあり、それがガン発生の引き金になると学者は警告しています。
アルコールは血液によって全身に運ばれますから、下戸の人が無理に酒を飲み続けると、からだのどの細胞にもガンがおこる可能性が高いというわけです。
■適量を楽しく飲むのがお酒を良薬にするコツ
ではお酒の良い働きたけ楽しむためには、どんな飲み方をすればよいのでしょうか。
まず一回に飲む量ですが、ある程度飲める人では血液中のアルコール濃度に応じ、血液1リットル中O.2~O.5mgで爽快感、0.5~1.5mgでほろ酔い気分が得られ、それから酩酊、泥酔、昏睡と進みます。ほろ酔いまでが良い飲み方と言えますから、血中アルコール濃度1.5mgくらいまでに止めるのがコツです。
ビール大ビン1本を飲むと、0.5mg程度ですから、せいぜい3本まで、これは日本酒ならお銚子(1合)3本まで、ウイスキーは薄目の水割り5杯。ただしこれはあくまでも飲める人の目安。
また、アルコールの代謝には時間が掛かるので、急がず、ゆっくりしたぺ一スで飲むことが大切です。夜10時までに切り上げることも大切です。寝ている間にアルコールを処理するとして、日本酒3合だと9時間もかかるのですから。
空腹ではアルコールの吸収が早いし、胃の粘膜を傷めます。動物性タンパク質やチーズを一緒にとるとそれらを防ぐことができます。どうしても空腹状態で飲むようなときは、飲む前に牛乳を飲むのもいいようです。
何よりも大事なのは、楽しく飲むことで、一人で暗く飲むような飲み方は習慣性がつきやすく、ブレーキがきかなくなってしまいます。
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様々な成人病の元凶「内臓肥満」それを解消する運動法“ウオーキング”

いわゆる肥満にも悪性型と良性型があります。
良性の肥満は皮下脂肪型肥満、下半身肥満、臀部・大腿部肥満、女性型肥満ともいわれています。これに対して悪性肥満が「内臓肥満」でその他の呼び方としては、上半身肥満、腹部肥満、リンゴ型肥満、男性型肥満ともいわれています。
要するに良性肥満は皮下や下半身に脂肪がたまるタイプで、成人病にはなりにくいといわれています。これに対して悪性肥満は内臓の周囲に脂肪がたまるタイプです。
この悪性肥満になると高血圧、糖尿病、高雅血症、心臓病など各種の成人病にかかりやすくなるということがよく知られています。
最近の研究では、この内臓肥満を克服するには、ダイエットやサウナでは効き目がなく、ウォーキングを中心とした運動が最適だということがわかってきました。

■お相撲さんに少ない内臓肥満
お相撲さんには内臓肥満が少ないことがわかっていました。これは、運動によって内臓脂肪の分解が活発になるためと考えられています。事実、皮下脂肪に比べて内臓脂肪は合成されやすく分解されやすいという性質があります。つまり適度な運動を続けることで内臓脂肪は分解されていくのです。
内臓脂肪がたまるのは、この全く逆のメカニズムと考えればよいのです。
運動不足で筋肉がやせる。筋肉の消費エネルギー量が少なくなるため、内臓脂肪が分解されず、どんどん堆積してしまう。この状態が続くと「内臓脂肪型肥満」になるというわけです。
ではなぜ「お相撲さんが現役を引退したあと、突熟成人病になることがあるのか」という疑問が出てきます。
その答えは「運動量が急に減って、内臓脂肪が一気にたまるのだろう」と考えられているのです。脂肪が内臓にたまるか、皮下にたまるかの大きな分かれ目は、運動量なのです。
そして、内臓脂肪型肥満を解消するためには、運動が必須ということになります。
■ダイエット食品はかえって逆効果

低カロリーで満腹感を得られるようなダイエット食品類があります。
内臓脂肪型肥満も肥満の一種なのだから、こういった食品類で解決できないのかということは誰もが抱く疑問でしょう。しかし、これは最もやってはいけないことなのです。
ダイエット食品をうまく利用すれば確かに体重を減らすことはできます。
しかし、運動不足のままでカロリーだけ制限した場合、やせるのは主に筋肉で、肝心の内臓脂肪は全く減らないのです。
それだけではなく、筋肉がやせると体全体のエネルギー消費量が減り、ますます内臓脂肪をためやすい体質になってしまいます。
カロリー制限だけで減らした体重は、食べる量が増えるとすぐもとに戻ります。しかも増えた体重はすべて内臓脂肪になってしまうのです。
同じ体重に戻ったとしても、筋肉が減り、内臓脂肪はぐんと増えてしまうのです。

■内臓脂肪を燃やすウォーキング

筋肉を動かさない減量法では、体重は減っても、代謝の異常は治らないので結局、運動をして筋肉のエネルギー消費量を上げるのが、内臓脂肪を取る唯一の道ということになります。
内臓脂肪の特徴は、エネルギーをすぐ引き出せることです。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、少ない運動量でも簡単に消費できるエネルギー源なのです。
それをためてしまうのだから、内臓肥満の人はいかに運動不足かを証明しているようなものです。運動さえすれば内臓脂肪は確実に燃焼します。
このことは内臓脂肪が持つ最大の"泣き所"(人間からみれば長所)といっていいのです。
では、どういう運動をしたらいいのでしょうか。
意外にもウォーキングが効果が大きいのです。ウォーキングで注意したいのが、足の筋肉を意識して使うということです。足の前面や後面や足の裏には筋肉がついていますので、そのあたりを活発に使う歩き方が大事です。
膝をまっすぐに伸ばし、やや広めの歩幅でできるだけ直線上を歩きます。爪先で力強く蹴り、かかとから着地します。なるべく足の裏全体が地面に付くという感じで着地するのです。
腕も大きく振り、胸を張ってしっかりとした足どりで歩きます。
こうした運動により体の各所の筋肉が燃え、ひいては内臓脂肪も消費されるのです。
普通に生活していると、1日に7000歩程度歩きますので、このほかに15分程度よけいに歩けば1日に1月歩という内臓脂肪を燃やすのに適当な運動量になります。
体を動かしやすいこの季節。冬にためた内臓脂肪を燃やしたらいかがでしょうか。

【ウォーキングで気をつけること】
 ●力強く歩き、足の裏全体で着地
 ●腕を大きく振る
 ●胸を張って歩く
 ●広めの歩幅をとる
 ※筋肉をよく使う歩き方ということです。

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睡眠時無呼吸症候群について

記憶に残っている方も多いと思いますが、数年前に新幹線の居眠り事件で運転士が睡眠時無呼吸症候群であったためと報道され、にわかに脚光を浴びました。
これは1980年代に米国で大型フェリーボートやスペースシャトルの事故で、いずれもパイロットや関係者がこの疾患を持っていたということで大きな反響を呼び、当時のレーガン大統領の肝いりで全米各州に睡眠センターが設立された状況とよく似ております。


それでは睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気でしょうか。たいていは「いびき」を家族に指摘されて発見されます。睡眠中の10秒以上の呼吸停止を無呼吸一回とし、一時間あたり5回以上の無呼吸がある場合「睡眠時無呼吸症候群」と診断します。
この疾患の症状は、夜間何度も覚醒する(重症の場合は息苦しくて覚醒し、中等度以下の場合、本人はトイレで目が覚めたと思っている)、熟睡間の欠如や、起床時の頭痛、日中傾眠(仕事や車の運転中に眠くなる等)があり、米国の調査では、夜間突然死した症例の約半数にこの疾患を認めており、さらに一時間に20回以上の無呼吸を起こしている患者さまが治療せず放置した場合、10年後には約3割の方が死亡しているとの報告があります。
また高血圧や狭心症、心筋梗塞などを悪化させることが推測されてもおります。

当院では以下の要領で簡単に睡眠時無呼吸症候群の検査ができます。
まず一泊入院の上、簡易型睡眠時呼吸モニターで無呼吸の有無・程度、無呼吸時の血中酸素の低下の程度を測定します。これで診断が明らかであれば治療にはいれます。
この検査で「治療が絶対必要なほど悪い無呼吸」とまでは診断できなかった場合、別に再度一泊していただき、さらに詳しい検査をして「要治療」と診断できれば治療にはいります。

睡眠中のことなのでご本人にはわからないことのほうが多い疾患ですが、「いびきは万病のもと」ですので、思い当たることがおありでしたら医師または看護師にご相談ください。
けっして痛い検査ではありませんのでご心配なく。
副院長 畑 知二

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変わってきた血圧管理“24時間血圧測定が高血圧予防に効果”

マイクロコンピュータの発達で、携帯型自動血圧計が実用化されています。医師が血圧を測るときに腕に巻くカフを上腕に巻き、機器本体をポケットに入れておけば24時間、時間ごとに空気を自動的に取り込み、カフを膨らませて血圧を測定し、図った血圧を記録します(写真1)
300g以下と非常に軽く、ずっとつけていても負担にならず、入浴時を除いて、ふだんの日常生活の中で血圧が測れるのが特徴です。同時に心電図を記録する機能のついたものもあります(写真2)
では、この24時間血圧測定からどのようなことがわかったのでしょうか。東京都都老人医療センターの粟島巌循環器科部長に話をうかがいました。

■白衣高血圧が全体の20%にも
病院などで医師に測ってもらった値が血圧だと信じてきましたが、携帯型24時間血圧計や家庭血圧計が普及して、病院での血圧と家で測る血圧に大きな差があり、病院での血圧が本当の血圧ではないことが分かって来ました。

(1)「白衣高血圧」は一過性
病院と家で血圧が異なることで、一番問題になるのは、本当は正常な血圧なのに病院では高血圧になる人です。医師と話をして緊張し、一過性に血圧が上がり、たまたま測ると血圧が高くなる「白衣高血圧」と呼ばれるタイプの人。
しかも医師から「すぐ治療が必要だ」と血圧の薬を出されて飲んでいるケースは非常に多く、高血圧と判断されている人の20~30%に上ると考えられています。
正常なのに、血圧を下げる薬を飲んでいるのですから、家に帰ったころに薬が効き、血圧が下がり過ぎて、めまいや立ちくらみに悩む人も少なくなかったのです。

(2)血圧管理が必要な夜の高血圧
最近注目されている夜中の高血圧は、24時間血圧測定でなければ発見できません。
従来寝ている間の血圧は問題にされませんでしたが、携帯型血圧計で夜間の血圧が測れるようになり、夜中から明け方にかけて血圧が高くなるタイプの人がいることがわかったのです。
夜は心身ともに休むべき時間で、血圧が上がったままだと、血管や心臓に負担となり、いつの間にか心臓の肥大が起こったり、動脈硬化を進めたり、脳梗塞を起こしやすいのです。
同じ高血圧の患者でも、夜の血圧が下がる人と、下がらない人がいて、下がらない人の方が心臓の肥大も大きく、脳の微細な梗塞が多いことがはっきりしています。
さらに5年間継続して調査してみると、夜の血圧が高い人たちの方が心筋梗塞や脳卒中になりやすいことが研究によって確かめられています。
「こういう人は薬を2回に分けて飲んだり、寝る前に飲んだりして夜中の高血圧も管理します。24時間、きちんと薬を飲んで血圧をコントロールしている人と、昼間だけ血圧を下げて夜は薬を飲んでいない人とを5年間追跡調査した結果、夜に血圧を下げない人たちの方が、脳卒中や心筋梗塞になる割合が約4倍も多かったというデータが当センターの成績では出ています」(桑局部長)。

(3)こわい朝方の高血圧
朝の血圧管理も非常に重要です。というのは、朝に心筋梗塞や脳卒中が多いからです。
朝方に血圧が高い人は非常に多いのですが、この人たちの血圧を24時間測ってみると、夜から引き続き高い人と、夜は低くても起床したとたんに急に上がるタイプに別れます。
そして、起床後に急激に上がることが心筋梗塞などの誘発因子となります。「朝急に血圧が上がるのは、交感神経の作用で血管が縮まるからで、α遮断薬という降圧剤を寝る前に飲むのが適切とされます」(桑局部長)。
反対に夜からずっと高いと心臓肥大、動脈硬化などを進めます。結局どちらのタイプも下げなければなりませんが、夜から朝にかけて高い人は、薬を2回に分けて服用したり、夜寝る前に飲んだりします。
治療のポイントは24時間きちんと血圧を管理することですが、現在の薬は、それほど長く効果が持続するものはありません。
「長時間作用型の薬だから1日1回でいい」と宣伝している薬も、朝飲むと、お昼の23時に一番効くのですが、夜中の23時になると全く作用が働かない例が非常に多いのです。従って朝、お医者さんに血圧を測ってもらうときは相変わらず高く、お医者さんは次のステップとして別の薬を追加してしまうこともあります。
「薬を2剤、3剤と出され、たくさん飲んだ場合、昼間は効き過ぎて、めまい・立ちくらみが起こり、夜中に高血圧になるパターンとなります」と桑局部長。
こうしたことは24時間血圧測定をやって分かったのですが、めまい・立ちくらみは血圧が高くても起こってしまう現象ですから、医師でも気づかないことがあります。
■医師と相談で24時間の血圧測定を

欧米のデータでは高血圧に合併する心筋梗塞と脳卒中の比率は1:1ですが、実は日本人の参考になる中国の大規模調査データでは1:4と、脳卒中の方が4倍になっています。
そして、血圧を下げることで最大のメリットがあるのは脳で、脳卒中が抑えられることがはっきりしています。
血圧に不安のある人はぜひ、医師に相談して24時間血圧測定をしてもらってください。

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病気予防のためのライフスタイル
かかりやすいといわれている病気や成人病について、予防につながるライフスタイルのあり方をご紹介しております。

▼糖尿病
▼眼精疲労
▼高尿酸血症(痛風)
▼高血圧
▼肺ガン
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糖尿病

●糖尿病が恐ろしい病気という認識をもって

約600万人もの人が糖尿病にかかっていて、すぐに食事療法を始めなければならないと推測されています。
男女比は同じで、女性の方が危険な心筋梗塞などに進む率が高く、低年齢化が進み子供から若者にまで多い生活習慣病として社会問題にもなっています。
ほとんど症状がないまま進行し、強い疲労感、体のかゆみ、のどの渇きなどの症状に気づいたときはかなり深刻な段階まで進行していることが少なくありません。
問題なのは血液の異常から全身にさまざまな合併症を引き起こしていくことで、失明する糖尿病性網膜症、いまだに足を切断する人もいる糖尿病性神経障害、インポテンツ、糖尿病1生腎症などが知られています。
こんなやっかいな病気にだれも好んでなるわけではないのですが、症状がないことで真剣に心配できない傾向が患者を増やしています。もっともっと日本人全部が糖尿病の恐ろしさ、悲惨さを知って気をつけるようにしたいものです。

できるだけたくさん噛む習慣をつけましょう。肥満傾向のある家庭ではお母さんが率先して子供と一緒に実行してください。
ストレスを食べることで発散せず、運動や歌などほかのことで発散しましょう。
体を動かすことは糖尿病予防にとても大切ですし、大きな効果があります。
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眼精疲労

コンピュータ作業などで目の疲れが慢性化して眼精疲労に進まないように、いろいろ工夫してみましょう。


●休養

目が疲れているときは、目を使わないのが一番です。1時間集中して目を使ったら、10分から15分の休養を取るのがよいでしょう。目をつぶったまま休めたり、遠くの景色を眺めたりしましょう。目をあたためて血行を促進させる器具も市販されています。


●姿勢・体操

まず座っているときにも正しい姿勢を心掛けましょう。
頭が前に突き出ていたり後ろに弓1けていたりすると、筋肉や後頭部の組織が圧迫されて、目や脳への血液の流れが悪くなり、酸素の取り込みも悪くなってしまいます。
目の周辺や顔のツボを押さえたり、マッサージをするのも効果的です。


●照明

部屋全体は十分に明るさを保ちましょう。
さらに、読書や細かい仕事、コンピュータ作業などをする際には、スタンドなどで適切な手元照明を加えます。
コンピュータの画面を照らしてしまうと照り返しが目に刺激を与えるので、書類などの読みとるものだけに光があたるような調節可能なものがよいでしょう。


●眼鏡の調節

眼鏡やコンタクトレンズは、きちんと度があっているでしょうか。ときどきチェックしましょう。また、いつも清潔にしておく必要があります。


【目の緊張を和らげるツボ押し】

 いずれも8-10回、指でツボを押して刺激しましょう。
 (中央労働災害防止協会作成の体操を参考にしました)

こめかみのツボ(太陽穴)こめかみを親指の腹で押さえる。
鼻の付け根と目頭のツボ(晴朗穴・損竹内)目頭と鼻柱の間のへこみから眉毛の内側の生え際の下方にかけて親指の腹で押さえる。
両頬のツボ(四日大)前方を正視したときの瞳の約3cm下の両頬くぼみを人差し指で押さえる。
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高尿酸血症(痛風)

●生活態度や体質・性格が尿酸値を左右する

高尿酸血症は一生つづく病気です。完治することはまずありません。
自覚症状はなく、ある日突然、足の親指などの急性関節炎(痛風)の激痛で気づくものです。
尿酸は、細胞内の核や体の組織にある「プリン体」という物質の燃えカスです。
燃えカスは血液に溶けて尿や便と一緒に排泄されます(尿で約3/4が、便で約1/4が)。
しかし、血液濃度が7.Omg/dl以上になると溶解の限度を超え、尿酸は体のあちこち、特に関節と腎臓に結晶(尿酸ナトリウム)となって沈着します。
この結晶化が引き金になって色々な病気を発症させます。


●高尿酸血症になりやすい人

◇肥満(過食)
◇お酒の常飲、なかでもビールの多飲
◇親や兄弟などの尿酸値が高い(遺伝的素質)
◇腎臓機能の低下
◇アスピリンや利尿降圧剤の長期的な服用
◇激しい運動の日常化
◇ストレス性格
◇サウナを愛好
などが複合し尿酸値が慢性的に高くなります。


●予防のためのライフスタイル

高尿酸血症は一生の病気で完治させることはできませんが、ライフスタイルによって尿酸値を低く保つことは可能です。


●予防のポイントになる食生活の基本とコツ

◇まず肥満の解消。カロリーを抑えるのが基本で、なかでも脂肪の制限が大切。
 脂肪は尿酸値を上げる。夕食に揚げ物料理などは避ける。
◇大食をつつしみ、ゆっくりと、よく噛んで。
◇尿酸値が高い人は、プリン体の多い食品を制限する。
 7.Omg/d1以下ならそれはど制限する必要なし。
◇肉料理は脂肪の少ない肉を選ぶのはもちろん、肉汁の少ない調理を。
 (肉汁にプリン体が多い)
◇無料理は、はらわたのない切り身を。
◇アルコールは体内で尿酸を生成。多飲は厳重に避け程々に(特にビール)。
◇尿酸の排泄を促すため水分はなるべく多めに。就寝前にはコップ1-2杯の水を。
◇絶食療法は逆に尿酸値が上昇。厳禁。




自分流のストレス解消法を見つけること。
ただし、激しい運動は尿酸値を上げるので注意。
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高血圧

●高血圧の基準が見直され患者が増えた

高齢人口の増加に伴い、収縮期血圧(高い方の血圧)だけが高いタイプの高血圧が増え、収縮期血圧が160mmHg以上(拡張期血圧は正常)の場合を「収縮期高血圧」として区別するようになりました。
この新しい定義で高血圧と判断される人は、60歳以上では男女の半数近くになります。


●高血圧は生活習慣と深い関係がある

高血圧の95%を占める本態性高血圧の原因ははっきり特定されていません。
しかし、危険(リスク)因子はわかっていて、はとんとが日常の生活習慣によるものです。


■生活習慣による危険(リスク)因子

◇食塩の過剰な摂取
 食塩を過剰にとれば血管は収縮し、血液量は増えて血圧が上昇します。
◇カリウム、カルシウムなどの不足
 カルシウムには、食塩(ナトリウム)の害を消す拮抗(きっこう)作用があります。
◇食べ過ぎなどによる肥満
 太れば、それだけ循環する血液の量が増え、血管の抵抗が大きくなり血圧を上げます。
◇アルコールの飲み過ぎ
 習慣的に飲酒をつづけると血圧は高くなる傾向があります。
◇喫煙
 タバコは血管を収縮させます。
◇運動不足
 適度な運動は血圧をコントロールする作用があります。
 心身をほぐし、リラックスさせる精神面での働きも考えられます。
◇ストレス
 ストレスがあると神経やホルモンの分泌に影響して血圧が上昇します。


体質的・遺伝的な因子

◇親が高血圧の場合
 両親共に血圧が高ければ子供の50~80%に、片親だけが高い場合は子供の30~50%が
 高血圧になると言われています。
 こういう人は、いっそうライフスタイルに配慮する必要があります。
◇ストレスを受けやすい性格
 心臓病になりやすい「タイプA」という性格があります。
 負けず嫌いでせっかち、敵意を持ちやすく、高血圧にもなりやすいようです。


●まず生活の見直しから始める

高血圧はもちろん糖尿病、高脂血症などと診断されたり、近親者に高血圧や心臓病、脳卒中の人などがあれば、まず生活を見直し改善するよう心掛けるべきです。
先にあげた危険因子を排除する生活をしてください。




薄味の食事に慣れること。
塩分のきつい食事をしたら、次は薄味の料理を食べるなどの工夫を。
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肺ガン

●肺ガンの怖さ、悲惨さをもっと知って

ここへきて肺ガンが増えている点について専門家は、肺ガンはたばこの流行から20~30年たって増えると指摘しています。
なんと1960年代の日本では男性の8割以上が喫煙習慣をもっていたのです。
肺ガンは死亡率が高いだけでなく、呼吸困難を伴い非常に苦しみも強いものです。
喫煙者の肺ガンになるリスクはすわない人の4倍から5倍、さらに喫煙者だけでなく、周りの人にも影響を及ぼす点で悲惨です。


●脂肪はなるべく控え、ビタミンC、Eは必ず食べ物で

肺ガンでは近年、たばことともにコレステロールについても減らすように警告する医師が増えています。
コレステロールは動脈硬化を促し、その結果、大腸ガン、子宮ガン、胃ガン、膵臓ガンなどとの因果関係も深く、肺ガンでも発ガンに何らかの役割を果たしていると考えられています。
食生活の欧米化で動物脂肪の多い食事が定着していますが、なるべく魚や野菜の煮物などを中心としたバランスのよい食生活をこころがけたいものです。
かつて喫煙の害を減らすというのでべータカ□チンが脚光を浴びましたが、世界各地の大規模臨床試験の結果、ビタミンA、Eとともに毎日20mg、30mgのべータカロチンをとり続けると逆に肺ガンになる率が2~3割も高くなり、完全に否定されました。
ただし、1日3-5mgなら良い効果があるとする説は健在で、ビタミンCとともに毎日の食生活の中で自然の野菜や果物から得るのが艮いと説かれています。


●1年1度の検診もライフスタイルのうち

肺ガンでは約半数にセキがあり、3割に痰が、2割に血疾が見られます。
ただし、ほとんどの肺ガンは特徴的な症状が出ず、かなり進行するまでなんの症状もないガンも少なくありませんから、症状が出るのを待っていては手遅れになります。
やはり、定期検査を最低でも年1回受けることが大切で、これも大事なライフスタイルと考えるべきでしよう。

喫煙する人の肺ガンになる確率は、すわない人の4~5倍
脂っこいものは控え、バランスよく食べる
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